恋するキモチ

「???」



「いや、分かるだろ。乗れよ。」



「いや、ドラマ?」



いつもの癖でツッコミを入れてしまった。



「うるさい。恥ずいんだから早く乗って。」



周りを見ると結構人がいて、こっちを見てる人が数人いる。



「重くても知らないよ?」



そう言って背中に乗ると圭介はいとも簡単に立ち上がり、歩き始めた。



「なんか圭介の癖に、漢!って感じだね。」



「一応俺も24歳男性なんで。」



「なんかキモい〜」



「うるせぇ。」



文句を言いながらも圭介の背中は居心地が良かった。