どうして恋をしてはいけないのか。

美術部員である、ぼくは、部活動の時間には、いつも絵を描いている。

そんなぼくの姿を、アマリリスちゃんは、いつも黙って見ていた。


「退屈しないかい」


そう問えば、アマリリスちゃんは驚きに瞳を開く。

次いで首を振る。


「いいえ、ちっとも」


そう言い切るアマリリスちゃんの表情は何故か誇らし気で。

ぼくは、それ以上、言葉が続けられなくなってしまうのだ。


ただ、一言、


「……そうか」


相槌を打ちながら、頷く。