「うん、そうだよ」


ぼくは肯定する。


「廃校になる事が決まっている」


アマリリスちゃんも、また閉口する。


「出来る限りの手は尽くしたんだけど、既に一度は決定された事だからね」


嘆息し、肩を竦めてみせる。


「そう。それは……残念だわ」


アマリリスちゃんは瞼を下ろす。