もういやだ。もうやめて。 どうして記憶を残して生まれるの。 延々と繰り返される転生に私は疲れ果てていた。 回数を重ねる毎(ごと)に何かが壊れていく──そうして、私は彼を探さなくなった。 けれども、彼は私を探し続ける。