「でも雄飛は今すごい人気があるじゃないですか。手放したりしたら事務所にも損害が……」
私が言い終わらないうちに三田さんは大声で笑いだした。
「あはははは」
「なにかおかしいですか?」
私はむっとして言い返す。けれど、三田さんは笑うのをやめない。
「ああ、おっかしい。あなたは勘違いしているようだけど、彼の活躍の半分以上があたしの力なの。いっておくけど、セルフマネジメント能力がある若いタレントなんてほとんどいないわね」
確かに三田さんの言う通りなのかもしれない。所属タレントは軒並み売れているし、現に雄飛が売れ出したのも彼女の事務所に移動してからだ。
「まあ、簡単なことよ。あなたが別れないというならユウヒを捨てて、別の子をまた育てればいい。彼くらいの才能のタレントなんてどこにでもいるんだから」
「……三田社長」
「なにかしら」
「私はユウヒのファンです。だからこれからもずっと彼の活躍する姿をみていたい……」
私が言い終わらないうちに三田さんは大声で笑いだした。
「あはははは」
「なにかおかしいですか?」
私はむっとして言い返す。けれど、三田さんは笑うのをやめない。
「ああ、おっかしい。あなたは勘違いしているようだけど、彼の活躍の半分以上があたしの力なの。いっておくけど、セルフマネジメント能力がある若いタレントなんてほとんどいないわね」
確かに三田さんの言う通りなのかもしれない。所属タレントは軒並み売れているし、現に雄飛が売れ出したのも彼女の事務所に移動してからだ。
「まあ、簡単なことよ。あなたが別れないというならユウヒを捨てて、別の子をまた育てればいい。彼くらいの才能のタレントなんてどこにでもいるんだから」
「……三田社長」
「なにかしら」
「私はユウヒのファンです。だからこれからもずっと彼の活躍する姿をみていたい……」



