こうして、紗理奈は長いトンネルを抜け出して一歩外に足を踏み出し、自分の道をまた歩きだした。




母さんが帰国し、俺はまたプータローに戻ったが、毎日紗理奈が作る飯を食ってたくさん話をする生活もまた良いもんだ。


また当分、俺は休憩。


婆ぁが逃亡する日もたまには良いって思った。



俺は、まだこのトンネルに居座る事にして紗理奈と過ごすかな。










「トンネル」
一部(完)