No.1 市川慧人
「みんなも知ってるかも知れないけど、僕は殆ど毎日、1番に学校に着きます。でも、基本的にすぐには教室に来ず、予鈴が鳴るくらいまでは部室で過ごしています。今日も普段と同じように部室で1時間くらい過ごしてから教室に来ました。だから、特に気づいたことも無いし、教室に入った時に人が少ないなって思ったくらいです」
沙耶が、時系列が分かるように黒板に書き込んでいく。でも今ここにいるメンツで、そんな大事なことに気がつけた人なんているのか?みんないつも通りだったから今ここにいられるんじゃないのか?…いや、慧人の言ったことの中には、最低1つ嘘がある。僕は今日学校に着いた時に、部室棟に向かう慧人を見た。これは1ヶ月に1回か2回はあることだから、今日も遅い日なんだと思ってスルーしたけど…。でも、なんで嘘をついたんだ?みんなに怪しまれないため?それも有り得るな。
No.2 伊藤旭
「みんなも知ってるかも知れないけど、僕は殆ど毎日、1番に学校に着きます。でも、基本的にすぐには教室に来ず、予鈴が鳴るくらいまでは部室で過ごしています。今日も普段と同じように部室で1時間くらい過ごしてから教室に来ました。だから、特に気づいたことも無いし、教室に入った時に人が少ないなって思ったくらいです」
沙耶が、時系列が分かるように黒板に書き込んでいく。でも今ここにいるメンツで、そんな大事なことに気がつけた人なんているのか?みんないつも通りだったから今ここにいられるんじゃないのか?…いや、慧人の言ったことの中には、最低1つ嘘がある。僕は今日学校に着いた時に、部室棟に向かう慧人を見た。これは1ヶ月に1回か2回はあることだから、今日も遅い日なんだと思ってスルーしたけど…。でも、なんで嘘をついたんだ?みんなに怪しまれないため?それも有り得るな。
No.2 伊藤旭
