だがリアとて、幼い少女に変わってしまったとしてもやっぱり今のコンスタンスも大好きだし、慕う気持ちは変わらない。
だから、主人には幸せになって欲しいし、主人の幸せにあの男が必要だと言うなら、我慢…というか、応援するのはやぶさかではない。
だって…。

「ねぇリア。旦那様、早く来ないかしら。私旦那様と目が合うとね、胸がドキドキするの。それからね、旦那様に頭を撫でられると頭が温かくなるの。それから旦那様にギュッとされるとね、胸がキュンキュンして、嬉しいのに苦しくなるの。ねぇ、これって恋よね?私、旦那様に恋してるんだわ」

………。
正直、主人の頭の中はお花畑状態だとは思う。
でも幸せそうな顔でこんな台詞を吐かれたら、邪魔をする気もなくなってしまうではないか。