今度こそ心が空っぽになって、地面に崩れ落ちる。

道ゆく人の奇異の眼差しも目に入れず、押しつぶされそうな恐怖と悲しみに耐えられなくなって、俺は大声をあげて泣いた。

そんな自分を見下ろす空は、気持ちとは裏腹に、相変わらずキラキラと輝いていた。

 Fin.