寝起きということで状況把握に数分掛かってし

まった。その時、足元で何か動く気配を感じ 

た。俺は、恐る恐る足元を確かめてみた。

そしたら、彼女がベッドに腰をかけてこっちを

見ていた。俺は、

「どうしたと?俺のイビキで寝れんやった?」

と冗談混じりで彼女に問いかけた。
 
「そー!晴斗のイビキで寝れなかったの!」

と言い返され、少し肩身が狭くなった。