パンと両手を合わせて、迫真の告白をさえぎったマリアは、広げた扇に紙をのせて玉座に持って行った。
「国王陛下。これはアルフレッド様に愛想を尽かして、側近を離れた者たちの署名です。スート商会の内部調査に並行して、アルフレッドから離れた者を探しておきましたの。わたくしの独断ですので、レイノルド様はご存じありません」
元側近たちを見つけ出すのは容易かった。たどる気になれば、すぐ会いに行けるような王都の近くに暮らしていたからだ。
「国王陛下は、アルフレッド様を次の王にするつもりで、彼の治政を支える優秀な者たちを側近につけておられましたね。いっせいに辞めたと聞いてお困りになられたでしょう。彼らに代わる素晴らしい人材は見つけるのが困難ですし、これから教育するには時間がかかります。ですから、わたくしは彼らと交渉して参りましたの。愚かな第一王子ではなく、優秀な第二王子のもとへ戻ってきてくれないかと」
署名を手に取った国王は、ふむと口髭をなでた。
「国王陛下。これはアルフレッド様に愛想を尽かして、側近を離れた者たちの署名です。スート商会の内部調査に並行して、アルフレッドから離れた者を探しておきましたの。わたくしの独断ですので、レイノルド様はご存じありません」
元側近たちを見つけ出すのは容易かった。たどる気になれば、すぐ会いに行けるような王都の近くに暮らしていたからだ。
「国王陛下は、アルフレッド様を次の王にするつもりで、彼の治政を支える優秀な者たちを側近につけておられましたね。いっせいに辞めたと聞いてお困りになられたでしょう。彼らに代わる素晴らしい人材は見つけるのが困難ですし、これから教育するには時間がかかります。ですから、わたくしは彼らと交渉して参りましたの。愚かな第一王子ではなく、優秀な第二王子のもとへ戻ってきてくれないかと」
署名を手に取った国王は、ふむと口髭をなでた。



