あぁ、またやってしまった。 どうしてわたしの心はこんなに弱いんだろう。どうしてこんなにも虚しいことをしてしまったのだろう。 由紀には絶対言えない。そう思っていたことすら心の弱さ、自分の愚かさに勝てず漏らしてしまったのだ。 寂しさを、虚しさを紛らわす為たくさんの薬を飲んだ。 ーーもはや何一つとしてその日の出来事を覚えていなかった。