学校指定の赤いジャージに身を包み、裾はまくって水に濡れないように。
デッキブラシを持って、ぬめりがある場所を重点的に磨き続けていた。
「いじめられてません」
ほんとに
どうしてわたしがここにいるのが分かったのだろう。
わたしのスマホにGPSでも入れたのかな。
…なんて冗談はさておき。
「なーんで1人で掃除させられてるの」
プールの端にいた先生。
プールサイドまで来て座り込み、まだ水が入ってないプールの中へ足を入れる。
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