美しい夢を君と



今上がってきたばっかりの階段を下りて倉庫の入口へ



「あれ、みなさんどうしたんすか」



和樹に聞かれて



「んー、みんな俺のバイクが見たいんだって」



そう言いながら和樹の頭をポンッとするユキ



「あ!あたま!!!」なんて和樹が喜んでいる




「やっぱかっこいいな」



目の前には黒の大きなバイク



そして金の龍が舞っている



「やっぱりユキのバイクはかっこいいわね、私も久しぶりにバイク乗ろうかしら」


なんて結華言っている



「俺もそろそろ乗ろうかな~」


稜の言葉に頷く俺と陸




学校の時はほかのバイクを乗っている



だから龍音のバイクはしばらく乗っていない



俺も久しぶりに乗るかな




なんて思いながらユキのバイクを見ていると