「さっきの、条件だが」


「なに、変えないわよ」


「変えなくていい、ただ、最後の必要以上にってやつ。俺たちは必要以上にかかわらないようにする。だけど愛那と咲とは学校では友達として接してやってくれ。あの二人は友達がいないんだ」




そんな悲しい顔で言われたら断れないじゃんか



「分かった」


「ありがとう」



そういって笑う優雅



こんな笑顔なんだ、いい笑顔じゃん



って、え?何思ってんの私



「行くぞ、乗れ」


「あ、うん」



乗ってから気づいた