「でもよ、なんか怖い夢を見たんだよ。体験したことがあるような」
瑞希たちが息を吞むのが分かった

「瑞希…?どうしたの?」
さっき私が怖い夢をみたって言った時もこんな感じだった

「いや、あのね偶然かもしれないけど私たちも怖い夢をみたの。」
みんなも?

「忠も?」
ずっと角の机に座っている忠に言う

「…うん。」
こっちも向かずに言う

こっちぐらい向けよ