「おっはよー」

教室の扉の方をみると

森 瑞希《モリ ミズキ》がいた

メイクバッチリ、高いポニーテールを揺らしながらこっちに来る

「あっ芽里じゃーん、早くなーい」

明るい瑞希の声。

「まーね、家にいるのも暇だし早くきた」

早く制服を着たかっただけだけど

瑞希は目の前の席に座りケータイをいじりだす

すると