「芽里ぃー、芽里ーもうっ、早く起きなさい」

うるさいな

目をこすりながら起き上がると通っている高校の制服が目に入った。

真っ白いシャツに赤いリボン。その上に紺のブレザーに、赤のチャックが入ったスカート。

中学のころセーラー服だった私はブレザーに憧れていた。

待望のブレザー。

憧れのブレザーをまとい、行く学校は楽しかった。

中学の頃とは違い。