「私は……」
『……うん』
私の呟きに、レイは相槌を打ってくれる。
「私は、……家族に大切にされているんだと、……死んだら少しは悲しんでくれるかなって……私に、……関心を、持ってくれるかなって……そう思って……」
『……うん』
「私は……家族の愛を、確認したかったんだ……」
嗚咽交じりに吐き出したものは、ようやくわかった私の本心で。
次の瞬間、堰を切ったように涙があふれて止まらなくなった。
「ぅ……っあ……」
嗚咽でまともにしゃべれなくて、何度も何度も目元の涙をぬぐう。
擦ってしまうと、レイはそっと頬に触れてくる。
『擦っちゃあ、目が傷つくよ』
「っぐすっ……」
こくこくと頷き、レイの言葉に何とか返事をする。
レイはいきなり泣き出した私に何も聞かず、黙ってトン、トンと一定のリズムで背中を叩いてくれる。
そのせいでまた涙があふれて、声を押し殺して、とめどなく涙をすくう。
死んだからといって、興味を示してくれるわけがないことなんて、とっくにわかっていた。
それでも、私は……死にたかった。
私は、ずっと、不確かで、空虚なものにしがみついていたんだ。
そのことを意識すると自分が本当に情けなくて、また大粒の涙がポロリと頬を伝った。
――泣いて、泣いて、泣いて。
泣きすぎで目が痛くて、頭も痛い。
泣くことなんて恥ずかしいし、それも誰かがいる前で泣くなんて今までのプライドの高い自分では考えられない行動だった。
だけど、一度泣いて、全部吐き出しても止まらなくて、私は泣いた。
その間もレイはずっと、優しい目で私を見守っていて、その温かさが、なぜかうれしかった。


