……眩し。
目に入った光が、私には眩しすぎて、目を薄めた。
手で屋根を作って、空を見上げると頭上にはコバルトブルーの空が広がっていた。
雲一つない青空って、こんな感じのことを言うんだろうか。
空から目をそらし、隣に浮かぶレイに目を向けた。
「……ところで、どこへ行くの?」
『んー?』
家から出かけたのは良かったけど、肝心の目的地を、私は知らされていなかった。
そんな私の質問に、レイは間延びした声で返事し、ぱちんと指を打ち鳴らした。
ひゅっとスカートがなびき、少しの風を感じる。
思わずぎゅうっと強く目を閉じてしまって、レイの笑い声が聞こえた。
『ほら、目をあけてごらん?』
「……え……」
恐る恐る目を開くと、色とりどりの屋根がまず最初に目に入った。
……レイの瞬間移動、便利だな。
ぱっと一つ瞬きをするうちに、景色が切り替わるんだから。
まぁ、瞬間移動すると少し頭がぼうっとしてしまうのが玉に瑕なんだけど。
瞬間移動の代償なのか、いくらかぼんやりとしてしまった頭を振って、それから目の前に広がる光景に目を大きく見開いた。
目の前にはカラフルな屋根と、その屋根にかかっている、『ドリームワールド』という文字。
え、ここって……?
私はいくらか呆然とし、レイに目を向けた。
「ここ……遊園地?」
『うん、そうだよ?』
え……嘘。
レイが頷くのを確認して、喜びでじわじわと頬が熱くなってくる。
わぁぁ……ずっと憧れてた遊園地にこの歳にしてようやくこれた―……っ!


