死にたがりな君と、恋をはじめる

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『……奈月、大丈夫?』


「……だいじょうぶ、じゃ、ない……かも」




私は、目が痛くて擦ると、レイは少し心配そうに顔を覗き込んできた。





昨日の夜あの人から電話が来て、すっかり目がさえてしまった私は、

なんと完徹してしまった。





寝れなくて悶々としていると、いつの間にか窓の外が明るくなっていて、

本当にびっくりした。





……ねむ。


眠いし、寝不足のせいか、眩暈がする……。





完徹したことなんてほとんどない私に、完徹はよっぽど堪えたみたいだ。




人間って睡眠が大切だっていうのは本当みたいだ。





目の前がぐるぐるとしていて気持ち悪くて、目頭を押さえた。




やばい、気持ち悪い……三半規管がおかしくなっているみたいだ。





目頭を押さえて動けないでいると、レイがはぁっとため息をついた。





『どうするの、今日は休む?』


「……誠おばさんに心配をかけるわけにはいかないし、学校……行かなきゃ」