死にたがりな君と、恋をはじめる

それから私は、田中に今日言われたことや、

自殺しようとしていたことも忘れて、ご馳走を頬張った。





それから、その気分のままお風呂に入って、髪を乾かして、

それで、私は自分の部屋へ戻った。





「あー……ご飯おいしかったぁ……」





私がベッドに横たわりそう呟くと、レイはくすりと笑い、私の頬をつついた。








『ほーんと幸せそうな顔しちゃって……料理そんなにおいしかったの?』


「……うん」





まだ夢見心地で、そう頷くと、再び笑われる。






あぁー……このまま寝てしまいたい……。





つい、うとうととして意識を手放そうとした、……その時。




プルルルル……




スマホから着信音が聞こえて、ピクリと肩が震えた。







……何? こんな時間に、誰から……?







ぼんやりとした頭を何とか動かして、ポケットからスマホを取り出した。





……すると。


画面には、佐川志月という名前が浮かび上がっていて、心臓がドクンと嫌な音を立てた。