「すごーい…」



初めて見る龍也くんの家。

テレビドラマでしか見たことのないような豪邸…



本当にこんな家があるんだ…



私はすっかり感心してしまった。




「行くぞ…」

「う、うん」



そして私は家の中に入った。



「俺とお前の部屋」



俺・と・・・・・?



「一緒の部屋なの?」

「当たり前だろ?」

「はい?!」

「うるさい…中に入ってろ俺はお前の家に連絡するから」



私には拒否権がないらしい。

素直に龍也くんの部屋に入った。



「きれい…」



無駄なものが一切ない部屋。

男子とは思えないほど整頓されている。



「やっぱり広いんだな…」



そう言いながら寝室を探した。



「ふかふかのベッドだ(笑)」



私はベッドに座りその感触を楽しむ。



「龍也くんの匂いだ…(笑)」



龍也くんはとってもいい匂いがして

その香りが私は大好き。