「もうっ!お兄ちゃん!」
「全く男の家に住むなんて…?」
ふとお兄ちゃんが私の隣を見た。
表情がドンドンと凍りつく。
「はじめまして。明さんとお付き合いさせていただいてる、花園龍也と言います」
龍也はにっこり笑ってお辞儀をした。
「おまっ…「あら~明お帰りなさい。まぁ隣の方が彼氏なの?!」
お兄ちゃんが何か言おうとしてたけど
それはお母さんによって遮られる。
ありがとうお母さん…
「はじめまして。花園龍也と言います」
龍也はもう一度ぺこりとお辞儀をした。
「明、やるわねー(笑)」
「もうっお母さん!」
私はお母さんが余計なことを言う前にリビングへ押し込んだ。
その間、まさか龍也とお兄ちゃんがにらみ合ってるとは知らずに…

