恋愛アレルギー

☆☆☆

そして、翌日。


あたしはボーッとする頭で学校へ来ていた。


「愛美、昨日はひとりぼっちにしちゃってごめんね! 急に熱が出ちゃって困ったよぉ。でも、もう大丈夫だからね!」


早口に言う咲子の声もあまり耳に届かない。


「愛美? どうかしたの?」


心配顔で覗き込まれて、あたしは昨日の昼間の出来事を咲子に説明した。


興奮してしまって上手に説明できたかどうか怪しいけれど、話を聞いている咲子の表情はどんどん変化していく。


そして最後まで話し終えたとき、咲子の頬をピンク色に染まっていた。


「すごいじゃん! それって船見くんも愛美のことが好きってことじゃないの!?」


咲子の声が大きくなり、あたしはあわてて人差し指を立てた。


「ハッキリとそう言われたわけじゃないし、あまり大きな声を出さないでよ」


「ごめんごめん。だけどあたしには遠回しな告白に思えたけどなぁ」


咲子の目はキラキラと輝いて、好奇心で一杯になっている。


「それで、症状はどうだったの?」


不意に真剣な表情になって質問されて、あたしは昨日のことを思い出した。


船見くんたちと一緒に給食を食べたけれど、体に異変は感じられなかった。