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少し距離が近づいたおかげなのか、最近では船見くんから声をかけてくれる回数も増えていた。
「あれ、今日は真木さん休み?」
ある日の休憩時間、ひとりで本を広げていると船見くんが声をかけてきてくれた。
あたしは慌てて本を置いて「う、うん」と、うなづく。
咲子は珍しく風邪を引いてしまって休んでいた。
おかげで今日はあたしひとりで大人しく過ごすことになりそうだ。
「そっか。それじゃ昼一緒に食べる?」
突然のお誘いにあたしは一瞬固まってしまった。
咲子が近くにいたら、横腹をつつかれていたかもしれない。
「い、いいの?」
「もちろん。大勢で食べたほうがうまいだろ?」
白い歯を除かせて、さわやかに言う船見くん。
「そ、そうだね」
それなのに、相変わらずしどろもどろにしか返事ができない自分がもどかしい。
「じゃ、約束な」
船見くんはそう言うと、自分の席へと戻って行ったのだった。
少し距離が近づいたおかげなのか、最近では船見くんから声をかけてくれる回数も増えていた。
「あれ、今日は真木さん休み?」
ある日の休憩時間、ひとりで本を広げていると船見くんが声をかけてきてくれた。
あたしは慌てて本を置いて「う、うん」と、うなづく。
咲子は珍しく風邪を引いてしまって休んでいた。
おかげで今日はあたしひとりで大人しく過ごすことになりそうだ。
「そっか。それじゃ昼一緒に食べる?」
突然のお誘いにあたしは一瞬固まってしまった。
咲子が近くにいたら、横腹をつつかれていたかもしれない。
「い、いいの?」
「もちろん。大勢で食べたほうがうまいだろ?」
白い歯を除かせて、さわやかに言う船見くん。
「そ、そうだね」
それなのに、相変わらずしどろもどろにしか返事ができない自分がもどかしい。
「じゃ、約束な」
船見くんはそう言うと、自分の席へと戻って行ったのだった。



