目を開けると目の前には、お兄ちゃんの顔が。 「彩!なんでこんなことしたんだよっ!」 お兄ちゃんは泣いて目の腫れた顔で私のことを見た。 あぁ、やっぱり私は迷惑しかかけてないのか… そして、わたしの腕を見るとうっすらガーゼに血がにじんでいた。