1ページホラー学校編

朝見る人
(男子15歳、高校1年生)

高校生になってもう半年経つ。

電車通学にも慣れてきた。

そうしてみると、いつも乗っている人は同じだなと気づいた。

東京は知らないけど、田舎の電車はだいたい電車に乗る人は決まっている。

そして、あの人は乗ってきた。

知らない学校の制服を来ていて、年は俺と同じ位。

長い黒髪にモデル顔負けのスタイル。

いつ見ても美人だと思った。

あの子に声をかけて仲良くなれたらと思うけど、そんな度胸はなかった。

毎朝一緒の電車に乗ってるなと気づいたのは3ヶ月前位だった。

不思議なのは降りる駅は同じなのにいつも見失うことだ。

友達に声をかけられたり、定期券を出そうと鞄を漁って視線を外すともういない。

あと、この辺の学校にあの人以外あの制服を着ている人もいない。

どこの高校(中学?)かもわからなかった。

その日も無事?見失ったが、疑問は解けた。

特別授業で学校の歴史を調べるものだった。

50年前の学校アルバムにあの人が載っていたのだ。

明日もあの人は乗ってくるのだろうか。

もう見たくない。