1ページホラー学校編

人刺し
(女子15歳、高校1年生)

人刺しという都市伝説がある。

人刺しは、放課後に現れる水子の集合霊で人を呪い殺すとかはない。

ただ、この人刺しを見つけた場合、将来的にけがをくる部位を教えてくれる。

これによって気をつけることで、その部位を守る意識が出るから怪我をしないでいられる……という。

そして、私は実際にこの人刺しを見た。

水子の霊というので水色だったり赤ん坊だったりするのかと思ったら、おばあさんの姿だった。

手には包丁を持っていて、こちらを見ると走ってよってきた。

怖くて動けないでいると、右足に包丁を向けツンツンとした動作をしてそのまま消えてしまった。

あれはなんだったのか考えて、あれが人刺しなのではないかとあたりをつけた。

きっとそうだ。

それからは鞄を右側に持つなど右足に気をつけて生活をした。

おかげで怪我はしていない。

そんな生活をしていて思った。

いつまで気をつけなければならないのだろう。

いっそ怪我をしてしまえばいいのではないか。

どうやろう。

階段で転ぶとかは嫌だし、何かで叩くのも……。

そんなことを考えていると、ふとカッターが目に入った。

これだ。

私はカッターを手に取り、太ももを刺した。

痛い!

痛みで叫び、血が出ていた。

お母さんが私の部屋に来て、一緒に叫んだ。

それから、お父さんが救急車を呼んで病院に行き手当をしてもらった。

色々と聴かれたが間違って刺さったと言い通した。

人刺しはたしかにいる。