1ページホラー学校編

バスに揺られて
(17歳男子、高校2年生)

部活帰りにバスに乗っていた時のことです。

夏で甲子園に向けて練習量も多かったので、座ると同時に眠気がやってきました。

幸い終点で降りるのでこのまま寝てしまおうと目をつぶりました。

「おい」

急に耳元で男の人の声がしました。

驚いて振り返りました。

でも僕は最後尾の椅子の端にいたので当然誰もいませんでした。

ドキドキはありましたが少しするとまた眠気はやってきます。

「おい」

また声がして振り返りました。

誰もいません。

寝そうな時に起こされてイライラが募りました。

家までもう少しで、眠気も覚めて来ましたがまぶたを閉じました。

「おい」

また声は聞こえてきました。

「おい」

無視しました。

「お」

相手が「おい」と言い終わる前に声のする方に顔を向けました。

そこには……。


「大丈夫。着いたよ」

僕は運転手に起こされました。

「部活大変だね。練習もほどほどにね。死んじゃうよ」

降り際にあまりにさらっと言われたので、驚きましたがバスはそのままドアを閉めて去っていきました。