橋
(女子14歳、中学2年生)
学校に行く途中に短い橋がある。
歩行者専用で長さは5m位で幅はぎりぎり3人並べる位だろうか。
そこに女がたまに出る。
白いワンピースを来て、橋の真ん中に立っている。
顔を上げて空をぼっーと眺めている。
ちゃんと人間で警察に職務質問されている所を何度も見かけた。
学校帰り、その日も女は立っていた。
見慣れているとはいえ、気味が悪い。
なにかの拍子にこちらを襲ってくるかもしれない。
それでも家に帰るにはこの道が近い。
遠回りするのも癪なのでここを通っていた。
いつも通り脇をすれ違う時
「来た」
ぼそっと女が言った。
「え?」と思わず反応して女を見てしまった。
女もこちらを見て「上」と言った。
また思わず上を見上げた。
そこにはぐるぐる回る火の玉、いや人魂のようなものがいた。
固まってそれを見ていると徐々にその人魂は上に上がっていきやがて消えた。
訳がわからず固まっていると
「あなたも見たでしょ。あれに会いに来てるの」
女は満面の笑みを浮かべていた。
私は確かに見たが、無言で家に走った。
なんだかとても怖かった。
それ以来、橋の手前で女がいるかどうか確認してから橋を使っている。
本当は渡りたくないが、それでもそこを通りたくなっていた。
(女子14歳、中学2年生)
学校に行く途中に短い橋がある。
歩行者専用で長さは5m位で幅はぎりぎり3人並べる位だろうか。
そこに女がたまに出る。
白いワンピースを来て、橋の真ん中に立っている。
顔を上げて空をぼっーと眺めている。
ちゃんと人間で警察に職務質問されている所を何度も見かけた。
学校帰り、その日も女は立っていた。
見慣れているとはいえ、気味が悪い。
なにかの拍子にこちらを襲ってくるかもしれない。
それでも家に帰るにはこの道が近い。
遠回りするのも癪なのでここを通っていた。
いつも通り脇をすれ違う時
「来た」
ぼそっと女が言った。
「え?」と思わず反応して女を見てしまった。
女もこちらを見て「上」と言った。
また思わず上を見上げた。
そこにはぐるぐる回る火の玉、いや人魂のようなものがいた。
固まってそれを見ていると徐々にその人魂は上に上がっていきやがて消えた。
訳がわからず固まっていると
「あなたも見たでしょ。あれに会いに来てるの」
女は満面の笑みを浮かべていた。
私は確かに見たが、無言で家に走った。
なんだかとても怖かった。
それ以来、橋の手前で女がいるかどうか確認してから橋を使っている。
本当は渡りたくないが、それでもそこを通りたくなっていた。


