電車の中から
(男性16歳、高校1年生)
通学中は暇だった。
僕は第一志望に落ちて、少し離れた滑り止めの学校に通っている。
親しい奴は反対路線なので電車は1人だった。
スマホをぼっーと眺めながら、動画を観て時間を過ごす。
勉強は特に不安はない。
ふと顔を上げると電車はホームから離れていく所だった。
ああ、ここは僕が通うつもりだった学校の最寄り駅だ。
毎日通るうちに慣れたけど、やっぱりまだ来るものがある。
離れていくホームを見送っていると、そこに自分の姿があった。
あの学校の制服を来ている。
驚いて立ち上がり、離れていくホームに追いつこうと電車の中を逆走した。
見間違いかと思ったが、完全に僕だった。
楽しそうに笑っていた。
電車の最後尾まで来る頃には、駅の僕を見失っていた。
それ以来、たまに電車の中から僕を見ることがあった。
必ず電車のドアが閉まったあとに。
僕はこのまま学校に通えるのだろうか。
(男性16歳、高校1年生)
通学中は暇だった。
僕は第一志望に落ちて、少し離れた滑り止めの学校に通っている。
親しい奴は反対路線なので電車は1人だった。
スマホをぼっーと眺めながら、動画を観て時間を過ごす。
勉強は特に不安はない。
ふと顔を上げると電車はホームから離れていく所だった。
ああ、ここは僕が通うつもりだった学校の最寄り駅だ。
毎日通るうちに慣れたけど、やっぱりまだ来るものがある。
離れていくホームを見送っていると、そこに自分の姿があった。
あの学校の制服を来ている。
驚いて立ち上がり、離れていくホームに追いつこうと電車の中を逆走した。
見間違いかと思ったが、完全に僕だった。
楽しそうに笑っていた。
電車の最後尾まで来る頃には、駅の僕を見失っていた。
それ以来、たまに電車の中から僕を見ることがあった。
必ず電車のドアが閉まったあとに。
僕はこのまま学校に通えるのだろうか。


