君じゃなきゃ。



「お待たせ~って……あれ?何、この幸せそうな空気!?」


銀太さんは鈍そうな顔してるのに、空気を察知するのは鋭いみたい。


「今ね、杉浦くんがさくらにプロポーズしてオッケーもらったとこなの!」

興奮しているのか息を荒げながらメグミが銀太さんに説明をする。


「えぇ!!それはおめでとう!!じゃぁ……これっ!祝杯ってことで……」


銀太さんは嬉しそうに、トンッと焼酎の瓶を置いて水割りを4つ作りだした。

4つってことは……銀太さんの分もちゃっかり入ってるんだ。

祝杯って言ってくれてるし……これは飲まなきゃな。


笑いながら銀太さんが手早く水割りを作るのを眺めていると、健人が耳打ちをしてきた。