君じゃなきゃ。



「いらっしゃいませ~!!」


ドアを開けた瞬間、体がビクッと反応してしまうほどの大きな声が次々に飛び交った。


「いらっしゃいませ~!!!3名様で~す!!って……メグミさん!」


少し派手なメイクをした女の子がメグミを見て駆け寄ってきた。


「わぁ!お友達の方ですかぁ~!?ご案内します~!」

「ありがとう。あと、銀ちゃんも呼んでもらえる?」


メグミの言葉に女の子は気まずそうな顔をして、目が宙を仰いだ。


「あ~……すいません。店長、今うちの弘兄……あ、厨房のスタッフなんですけど、その人に怒られてて……」


え……?


スタッフに怒られてる?


店長なのに!?