君じゃなきゃ。



仕事後、1時間程度残業をしたあたしとメグミ、そして健人も一緒に電車を乗り継いでメグミの彼氏が経営する居酒屋へ向かった。


「楽しみ~!メグミ、写真も見せてくれないから!どんな人だろ」

「メグミさんの彼氏だからなぁ……レベル高そうっ!」


健人もあたしもちょっと興奮気味。


だって何年か前のメグミは、その可愛い容姿を利用して、男なんてとっかえひっかえな女の子だったんだもん。

そんな子を一途にしたって……相当な人だと思うよ。


「二人ともそんなに期待しないで……本当におじさんだから。見たらがっかりしちゃうよ?」


メグミは苦笑いでそう言ってるけど……勝手に期待してしまう。