「あれっ!さくら!何してんの?」 あたしの気持ちを知ってか知らずかメグミは相変わらずケロッと明るい表情を返してくる。 「あ……うん、今からご飯……」 「あ~言ってたね!そんな話!……あれ?でも杉浦くんならまだ終われないんじゃないかな?」 「それなんだけど……この前言うタイミング逃して言えなかったけど、今日の食事の相手、健人じゃないから」 「え……?」 メグミの動きが止まる。 「先輩なの……竹下先輩と……食事なの」 「えぇ!?」 メグミは目を丸くしてあたしに聞き返してきた。