キミのためならいくらでも!!【完】

「一目惚れかぁ、私も会ってみたいなー、そんな人に。」

「なんで好き、とか理由なんかないんです、ほんとは。」

「七瀬ちゃん、もう夢中って顔してる。」


久々にこんな熱い惚気話聞いたなー、と

先輩は顔の周りを手でパタパタ仰ぎながらそう言った。


「や、で、でもっ、染夜くんは推しであって、別にその、惚気とかじゃないですからっ、」

「わかってるって、」


結局この日はいつもに増してあまりお客さんが来なくて

バイト中のほとんどの時間を先輩と話しながら過ごした。