キミのためならいくらでも!!【完】

「お父さん、お母さん。認めてくれて、ありがとうっ…、」


私は結局、飛雅くんに手を引かれて

涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら

1年ぶりに帰ってきた実家の玄関を後にした。


「………もう、ほんとずるいです、お父さんは。」

『ふっ…、まだ言ってんのか?』

「今日は泣かないって、朝から決めてたのに。」


帰りの飛行機の中

まだ少しだけ熱をもった目元を押さえながら私が言うと

隣に座っていた飛雅くんは

いいお父さんじゃねぇか、と笑った。