キミのためならいくらでも!!【完】

『……ん。』


家に戻ると

飛雅くんは玄関で、するりと私の横を抜かして中に入って

手を広げて私の前に立った。


「え、と…、」


これで合ってるのかわからなくて

控えめに抱きつくと

正解、と飛雅くんは私をぎゅーっと抱きしめた。


『ほんとに、卒業おめでとう。』

「っ…、」

『これから先もさ、我慢させちゃうことも多いと思うけど…。1番そばに居て欲しいって思ってんのは、いつだって七瀬だから。』


その言葉は本当に

ドラマで観る、プロポーズみたいで。

私は声も出せずまま、頷いた。