キミのためならいくらでも!!【完】

なんとか涙を引っ込ませて

裏門の方へ向かうと

丁度そのタイミングで、ちょっとこの背景からは浮いている

高そうな黒い車が、視線の先にとまった。


「んじゃあねー、七瀬、」

「あっ、うん。ついてきてくれてありがと、みんな…、」

『んなの当たり前だろ笑』

『うんうん、蒼の言う通りだね、』


私のことを見送ってくれるみんなに背を向けて

そっと車に近づくと

がちゃ、とキーが開いた音がした。