「今日でこの制服ともお別れかぁ…、」

『ふっ…、寂しい?』

「それは…、す、少しだけ…、」


月曜から金曜まで

毎日毎日着てきたこの制服も

もう一生、着る機会がないんだと思うと

なんとも言えない寂しさがあった。


「………飛雅くん、」

『ん?』

「ありがとうございました、この1年。」


ぺこり、と頭を下げると

なんだよ急に、と飛雅くんは私の頭を撫でた。