キミのためならいくらでも!!【完】

「ひっ、飛雅くんっ…、」


慌ててスマホを持ったままドアを開けると

お待たせ、と言わんばかりに飛雅くんは片手を上げて

車内を覗き込んだ。


「なっ、こ、こっちに来ないで言ってください、着いたって…、」

『悪い、どーしてもはやく七瀬の顔が見たくてさ。』

「まっ、またマネージャーさんに怒られますよ…、」


そんな話をしていると

運転席から、嘘でしょ、と言う

玲奈さんの声が聞こえた。