「あーー!やっと七瀬戻ってきたー!」

「ご、ごめんっ、」

「別に光希達は大丈夫だけどー、目ぇ腫れてるよー?」


リビングに戻ると

さっきのぎこちなさはもうなくて

飛雅くんのお家に馴染みつつあるみんなの姿があった。


「七瀬、冷やしたほうがいいんじゃない?それ、」

「そ、そっかな、」

「染夜さんちって氷とかあるの?」


美海がそう言うと

飛雅くんは、ちょっと待ってな、と私の頭を撫でて

キッチンの方へ歩いていった。