キミのためならいくらでも!!【完】

片夜くんは、少し気まずそうに私から目を逸らしてぽつりと呟いた。


「大丈夫ですよ、ちゃんと貯めてた分なので、」


むしろ今日のために貯めてたようなものですから、と私が言うと

ずっと話を聞いていたのか

運転席から、すごいね…、とマネージャーさんの声がした。


『…っと、そろそろ着くよ。…あ、マネージャー、』

『どうかした?雪くん、』

『せっかく選ぶならゆっくり選びたいからさ、今から1時間だけ貸切にできないか、聞いてきてもらえない?』