キミのためならいくらでも!!【完】

-飛雄side-


『んぁー、結構いい話だったな、』


映画を観始めてから約2時間、

エンドロールになったテレビ画面を観ながら俺が言うと

隣では、ぐすぐすと七瀬が鼻を啜っている音が聞こえた。


『七瀬?』

「うっ、ぐすっ…、すみません、」

『あー、こら、目ぇ擦んな、』


親指で涙を拭ってやると

七瀬は目を閉じて、俺にされるがままになっていた。