キミのためならいくらでも!!【完】

『んじゃあこれにするか、』


ぴ、と染夜くんはリモコンを操作して

すぐに映画は始まった。


「………あの、」

『ん?』

「さっきの、名前の話、」

『名前?…あぁ、』


下の名前で呼ぶってやつ?と染夜くんに聞かれて

私はこくん、と頷いた。


『気にしてないっつーのは、ほんとだよ。…まぁ、そりゃあ七瀬が名前で呼んでくれるっていうなら、可愛いと思うけどさ、』

「そう、ですか…、」


私は肩にあたる染夜くんの体温を感じながら

じっと前を見て、そう呟いた。