キミのためならいくらでも!!【完】

私が声を漏らすと

どうかした?と先輩は私の顔を覗き込んだ。


「………その男の人、どっかで聞いたことある声だなって思ったんですけど、」

「うん、」


何、知り合い?と先輩に言われて

私はぶんぶん、と首を横に振った。


「………そっくりだったんです、染夜くんに。」


私が言うと

先輩は一瞬驚いた顔をしてから

いやいやないない、と笑った。