キミのためならいくらでも!!【完】

「ありがとうございましたーっ、」


私が言うと

その男の人はぺこ、と軽く会釈をして

店を後にした。


「さっき、なんかすごい人七瀬ちゃんのレジ並んでたね。」

「すごい人?」


お客さんが落ち着いてきた頃

先輩はまるで何が物珍しいものを見たかのような口調で私に言った。


「ほら、サングラスにマスク、フード被ってた男の人。」

「……あ、」