玄関ホールを抜けて、表に出た二角獣は、額に魔力を溜めだした。
ルルは、はっとする。
赤い瞳が見る先には、ユーディト地区の市街地がある。このままでは人工魔晶石の研究に関係のない住民たちまで攻撃されてしまうだろう。
腕をほどいて二角獣から離れたルルは、両手を広げて立ちはだかった。
「わたしはルルーティカ・イル・フィロソフィー。聖教国フィロソフィーの王女として、みんなを傷つけることは許さないわ!」
体に宿った魔力を胸の辺りに集める。レバーをガラスの魔法で覆っていたように、ルルの魔力で二角獣を押しとどめるつもりだった。
だが、ルルが魔法を発動させるよりも二角獣の方が早かった。
ルルは、はっとする。
赤い瞳が見る先には、ユーディト地区の市街地がある。このままでは人工魔晶石の研究に関係のない住民たちまで攻撃されてしまうだろう。
腕をほどいて二角獣から離れたルルは、両手を広げて立ちはだかった。
「わたしはルルーティカ・イル・フィロソフィー。聖教国フィロソフィーの王女として、みんなを傷つけることは許さないわ!」
体に宿った魔力を胸の辺りに集める。レバーをガラスの魔法で覆っていたように、ルルの魔力で二角獣を押しとどめるつもりだった。
だが、ルルが魔法を発動させるよりも二角獣の方が早かった。



