「え~まだ決めてないけどどうする?」
「そういえば今週末だっけ。忘れてたわ…で、まさかだけど菅原先輩」
「そのまさかですよ。行くつもりなら俺ら5人で花火大会行こうぜ!って話」
やっぱりそういうことだよね。このメンバーで花火大会なんて、そりゃ楽しいに決まってるしみんなが良いなら是非とも行きたいけど。
どうかな?ちらちらとみんなの様子を伺ってみる。
「まあどうせ誰かと行く予定だったから私はいいけど。但しさぁちゃんとひぃちゃんが行くならね」
「わ、私行く!めちゃくちゃ行きたい!」
「んーじゃああたしもいいよ。緋那ちゃん行きたそうだし」
「よっし、じゃあ橘も勿論?」
私達3人の意見を聞いた後、みんなで橘先輩の方を見る。
じっとみんなに見つめられると、橘先輩は諦めたように息をついて。
「……どうせ強制的に俺も行くことになるんだろ」
「もっちろーん!橘も参加けってーい!」
「そりゃひぃちゃんだって居るんだからみんなで行った方がいいに決まってるし~!」
すんなり、みんなで花火大会に行くことが決定した。
花火大会もみんなで行けるなんて、良い夏休みになりそう。
当日のことを考えるだけで、今からわくわくして落ち着かなかった。
